先日の世界陸上の男子400メートルリレーで

ボルト選手が、

走っている途中で急に痛みを伴い走れなくなってしまったという、

とっても悲しい光景を見てしまいました。

 

輝かしい最後を見たかっただけに

私は残念でしたが、

ボルト選手のおかげで

陸上界はかなり盛り上がりました。

 

ボルト選手が途中で走れなくなってしまったのが

左の太ももの裏の肉離れです。

以前からの古傷のようで、

一度傷めると回復が難しいのが肉離れなんですね。

 

なぜ肉離れが起きるのか。

 

筋肉は伸びちぢみする働きをしますが、

この伸びちぢみが体が柔らかいにつながります。

体が柔らかいほどに、
ケガがしにくいと言われます。

ところが、

体が硬いと、

柔軟性がないので、

たとえば、前屈ができなかったり、
腕が背中に回らないということが起きたりします。

で、

柔軟性があればあるほどいいのですが、

ボルト選手のように、

プロで体を使っていたり、

日ごろから体をよく使う場合は、

筋肉をはじめ、

あらゆる部分を酷使しているので、

 

ちょっと柔軟しただけでは足りなくて、

かなり入念なケアが必要になります。

さらに肉離れで困るのが、

一度けがをしたところには、

瘢痕と言って、

治った跡が残ります。

その部分と言うのは、

触るとゴリッと感じると思うんですが、

少し縮んで修復されるために、柔軟性が欠けていて、

修復が難しいのです。

なので、その部分が弱い状態は引き継がれてしまうんです。

悲しいですよね。

だから、

プロのスポーツ選手にとって、

ケガは絶対に避けたいものなんです。

 

当院でも、ジュニア世代のスポーツ選手の肉離れが多く来院します。

ほとんどが、柔軟性がない状態でのスポーツを続けることによる故障です。

 

イチロー選手はけがをしません。

日頃から柔軟体操を入念にしているため、けがをしにくい身体を獲得しています。

 

また、

柔軟性がある身体はけがをしても回復が早いです。

 

やはり、それでも

 

肉離れをしてしまったら、

 

とにかくまずは安静にして、

 

傷めた部分をすぐに冷やすことが大事です。

 

これによって、炎症の広がりを抑えることができます。

 

炎症と言うのは24から72時間続くと言われているので、

 

この期間は10分冷やして、休んで、

 

また10分冷やして休むの繰り返しを、

 

一日に何度かすることが大事です。

 

 

さらに出血を止めるために、

 

包帯で圧迫することが大事です。

 

圧迫することで出血を抑えることができます。

 

血を流すことは、

体にとってダメージが大きいのです。

 

そして、

傷めた部分をサポートして、

 

安静にしましょう。